わんちゃんねこちゃんの介護の現場より

堺市を中心に高齢のわんちゃん、猫ちゃんの訪問介護のお仕事をされている、ペットケアステーション大阪代表の杉原真理さんより、ペットの介護についてお話し頂きます。

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読者の皆様、如何お過ごしですか？
あなたの街の老犬・老猫サポーター、ペットケア専門士の杉原真理です。

コラム執筆は夏真っ盛りで暑さ全盛期なのですが、読者の皆さん、如何お過ごしですか？

お盆休みといえば、後半は台風から行楽でバタバタされた方もいらっしゃったのではありませんか？
私は関西（堺市）なのですが、直撃は免れたもののずっと天気が悪く雨が結構ふりましたね。

実は早くから、大型の台風による影響が懸念されたので、ワンちゃん、ネコちゃんの依頼をいただいたお客様からは、交通事情によって日程が変わる旨、連絡がちょくちょくありましたね。

ただ、幸いなことに私のお客様の場合、台風到来の当日の移動（お迎えやお預かり）がほとんど無かったため、日程などへの影響はありませんでした。
あっ、お預かり中の散歩のタイミングやシッターの影響はありましたよ。

さて、今年の夏も旅行（特に海外）によるホテルやシッターの依頼がスゴク多かったのですが、今回は、そんなお預かり事情にまつわるテーマ、「働き方改革、侮りがたし！」です。

7月に入って、どのペット事業者さんも繁忙期となりましたが、特に、お子さまが夏休みに入った7月中旬ごろから8月末の間は、毎年、ペットホテル、ペットシッターともに忙しくなる時期です。
それにしては当店も昨年に比べて、ご利用者（お客様）が増えている感じがしています。
いや、昨年が少なかったワケではないんですよね。
少ないワケではないのですが、それ以上に依頼が増えているという感じでしょうか。

まずは本当に感謝の気持ちでいっぱいなのですが、（逆に、お断りする場合が申し訳ない）でも、何でこんなに増えているんだろう？
そう思って色々と考えていたのですが、実は、昨年と違っていることがあって、それが、「ちょっと長めの旅行が増えた。」と、いうことなんですね。

昨年までは、どちらかというと短期で1泊から2泊が多かったのですが、最近は3泊以上ご利用される飼い主さんが断然増えていて、特に今年に入ってから、4泊から5泊ご利用される方も増えています。
そして、ご依頼の回数も昨年より増えています。

そこで、先日、良くご利用いただいているお客様に理由をお聞きしてみると。。。

「実は働き方改革で、会社で長期のお休みが取りやすくなったんです！今まで海外旅行のようにまとまったお休みは取りにくかったのであきらめていたんですけどね。。。」

続けてこうおっしゃいました。

　「そこで、長期の旅行で気になるのは〇〇（愛犬）のことなのですが、もうこちらにも慣れたので少し日は伸びますが、安心して旅行に行くことができます。よろしくお願いしますね。」

これまで1泊、2泊だったお客様がお泊り日数が増えても安心して預けていただけるとのお言葉。
なんだか、とても嬉しいですね。

一方で、ワンちゃん達。

普段なら1泊、2泊で飼い主さんがお迎えにきてくれる。。。
そう思っているのに、なかなかお迎えに来ない？
。。。と不安になるんじゃあ？

実は、そちらの方が心配でした。

が、案外、住まい（別荘？）として慣れているせいか、うまく「気持ちの切り替え」も出来ているようで、混乱することもなく、何ごともなかったかのようにいつも通り、のんびりと過ごしていましたね。

そして、良くご利用いただく慣れたワンちゃんの場合、預けにこられた時は飼い主さんのことは気にせず、さっとお店の中に入り、お迎えに来られた時は、喜んで飼い主さんの元へとそそくさと帰っていきます。
その姿を観ていると、「うちのホテル、住まいとして受け入れてくれているんだなぁ。」と嬉しく思っています。

それにしても、「働き方改革、侮りがたし！」

当店（ペット業界）でもシッカリとその恩恵、受けていまして、ありがたいことに、この夏もほぼ無休（満員御礼）となりました。

それでは、今回は、ここまでと言うことで、次回、またお会いしましょう！！