わんちゃんねこちゃんの介護の現場より

堺市を中心に高齢のわんちゃん、猫ちゃんの訪問介護のお仕事をされている、ペットケアステーション大阪代表の杉原真理さんより、ペットの介護についてお話し頂きます。

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読者の皆様、如何お過ごしですか？
あなたの街の老犬・老猫サポーター、ペットケア専門士の杉原真理です。

今、この原稿を書いているのは12月の後半。。。皆さまが休まれる時が私のお仕事タイムなので、年末年始は毎年、超が付くほどの繁忙期で大変ですが、その分、多くのワンちゃん、ネコちゃんにお会いできるので楽しみながらお仕事させていただいています。

ただ年末年始って、とても寒～い時期なので、朝夕のお散歩は大変です。でもワンちゃんたちの喜ぶ顔が支えになっていますね。

さて、最近お世話（ペットシッター、ペットホテル）に関するご依頼が多のですが、飼い主さんとお話しさせていただく機会も多い中で本日のテーマは「最近、シニア犬に多い病気・・・それは○○」です。

先日、新規のお客様で、初めてペットホテルをご利用予定のシニアのワンちゃん達が、お試し預かりで来てくれました。

当店では、初めてペットホテルをご利用いただく場合「お試し預かり」をさせていただいています。（特に、シニアや連泊の場合）
1泊ならば、初めての場合でも事前ヒアリングの結果によってはお預かりさせていただく事もありますが、初めてで2泊以上（長期）ですと、まずはお試し預かりで様子を観させていただいています。

今回お試しで来てくれたのは、シニアの小型犬、3頭でした。みんな10歳以上ですが、実は3頭は親子でとっても仲良くて、可愛かったですヽ(´▽｀)/

さて、お試しをする理由は、外泊（預かり）が大丈夫かどうかというのもありますが、シニア（特に10歳以上）になると何かしら持病があって、長期預かりの場合、お預かり中に問題が発覚するのは良くないので、事前にお預かり中のお世話の確認をするためと、お預かり状態の観察による気づきを確認するという意味もあります。

実は今回のワンちゃん達も持病があって、その中で気になったのが「肝臓病」でした。

この病気に関連しているかと思いますが、飼い主さんとお話しをしていると「現在、肝臓病で薬を毎日服用しているんです。」というシニア・高齢のワンちゃんがとっても増えているんです。

ワンちゃんの場合、私のお客様は10歳以上の高齢犬がとても多いので、特に最近、新規依頼をいただくと、肝臓病を患っているワンちゃんが半数以上。なので、ヒアリング・カウンセリングで飼い主さん宅に訪問する度に「この病気、本当に多いな。」と感じます。

愛犬が患った「胆泥症」に関して、詳しい原因は私自身もよくわからないのですが、高齢になってエコー検査をするとそれまで健康だったワンちゃんでも何らかの異常が見つかって、それが「胆泥症」など肝臓病やその予備軍だった！ということが増えているそうです。
ちなみに直接的な原因は判らないと書きましたが、一部、食事が関係しているとの話もあります。。。

肝臓は沈黙の臓器といわれています。つまり、診断をしないと表面的な自覚症状が出にくいので、ある意味やっかいなのです。

肝臓病は高齢による老化から来る疾病、つまりシニアになったらかかりやすい病気なので、特に高齢犬になってからは元気だから（症状がないから）といって定期健診は怠らないように、と改めて思いました。

あっ、すっかり忘れてましたが、今週のテーマのキーワード「○○」は「肝臓病」でした！

それでは、今回はここまでと言うことで、次回、またお会いしましょう！！