わんちゃんねこちゃんの介護の現場より

堺市を中心に高齢のわんちゃん、
猫ちゃんの訪問介護のお仕事をされている、
ペットケアステーション大阪代表の杉原真理さんより、
ペットの介護についてお話し頂きます。

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読者の皆様、如何お過ごしですか？
あなたの街の老犬・老猫サポーター老犬介護士の杉原真理です。

過ごし易かった秋も終わり、１２月になり本格的な冬の季節になりますね。いよいよ２０１５年度も終わりに近づこうとしています。でも、これから年末年始に向けて、私達、人間にとっては楽しいイベントが続きますね。

クリスマス、年末年始の長期休暇、、、
しかし。私達、動物介護、ペットシッター、ペットホテルは、この時期が一番忙しいんですよね。飼い主さんのお休みに合わせて、今年の年末年始も忙しくなりそうです。

さて、今回のテーマですが、「そばにずっといて欲しい？」です。
それでは、お話を進めたいと思います。

最近、老犬ちゃんの飼い主さんから、「夜鳴で困っている。」というご相談を受けることが多くなりました。夏場はそういった内容のご相談が余りなかったのですが、１０月以降、増えているように感じています。そこで、少し考えてみました。
秋は季節の変わり目で、人間もそうですが体調を崩しやすく、「２、３日前から急に歩けなくなった。」といったように、体調が急変したり悪化する老犬ちゃんも多いようです。

話を戻しまして、夜鳴きに関して今までの経験などから考えても、夜鳴きの原因というのは千差万別で、愛犬が夜鳴きをする真の原因をつきとめ、対策をとるというのは結構難しいのです。
ただ、言える事は、夜鳴きが始まった時の体調や環境の変化が、関係していることは間違いなさそうですね。

例えば、急に立てなくなってしまった、目が見えなくなったなど、夜鳴きが始まる時のキッカケは、こう言った、「今まで"出来ていた"ことができなくなった。」ことから来ていることが多いようです。
そして、夜鳴きは、こういったことをキッカケに、飼い主さんに"何か"を訴えかける行為だと思われます。

さて、ここで問題なのが、「何を訴えかけているのか？」ですよね。例えば、急に歩けなくなった場合に老犬ちゃんは、「なぜ、いつものように歩けないのだろう？」って、まず思うのではないかと（想像ですよ、想像）。
急に歩けなくなったワンちゃんが、寝た状態でも、歩こうとして"バタバタともがく"という行為からも理解できるのではないかと思います。

そして、わけの判らない「不安」から、夜鳴きという行為が現れているかもしれませんね。私でも、「もし、急に歩くことができなくなったらどうするだろう？」と考えた時、とにかく今後が不安で不安でまず身近な身内（家族）に泣きつく（？）のでないかと思います。

老犬ちゃんの場合、人間のように思考する事はないにしても、動物の本能として、違和感を感じているのではないかと。そして、この訴え（不安）を解消する事が何なのか？どうすれば訴え（不安）なになるのか？そこが夜鳴きの解消のカギになるのではないかと思います。

私もこれまでに夜鳴きでお困りの多くの飼い主さんと接し、解決策に関して一緒に考えてきました。
そんなある飼い主さんの事ですが、愛犬の夜鳴きの原因を知りたいといろいろと試したそうです。その結果、飼い主さんが夜鳴きを解消するカギについておっしゃったことが、
「どうも、私にそばにずっといて欲しいみたいです・・・。」
その後、愛犬の寝床の場所や接し方が少し変わり、結果、夜鳴きも少し良くなったようです。夜鳴きの原因は、本当に千差万別なんですね。。。

では、今回はここまでと言うことで、次回、またお会いしましょう！