わんちゃんねこちゃんの介護の現場より

堺市を中心に高齢のわんちゃん、猫ちゃんの訪問介護のお仕事をされている、ペットケアステーション大阪代表の杉原真理さんより、ペットの介護についてお話し頂きます。

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読者の皆様、如何お過ごしですか？
あなたの街の老犬・老猫サポーター、ペットケア専門士の杉原真理です。

さて、今年の３月は記録的な温かさで全国的に桜の開花も早かったですね。私も４月上旬に桜の花見の予定をしていたのですが、３月下旬にはもう満開で焦りました。
実は、３月末は出張が多かったので今年は東京での花見となりました。東京への出張当日、バタバタと忙しいスケジュールだったのですが、移動の合間に、ある河川敷のちょっとした公園で少しだけ花見を楽しんだのでした。
あっ、勿論、お花見弁当もアルコールも一切無しでしたが（残念）、短時間でしたがキレイなものはキレイ！忙しさの中でしたが、癒される感じがスゴク判りましたね。
なにより、お花見を兼ねて（？）ワンちゃんとお散歩されていた飼い主さんが結構いらして、シッポを振りながら楽しそうにお散歩するワンちゃんの姿に、さらに癒されましたね。

読者の皆さまがこのコラムを読まれる頃は５月で新緑の季節かと思います。読者の皆さまは、自然の癒しを楽しんでいらっしゃいますか？

それでは、今回のテーマですが、「ワンちゃんの歯磨きしすぎにご注意！！」です。

さて、シニア真っ最中である愛犬（１０歳）の健康や日々のお手入れに関して、『いち飼い主』として、皆さまと同じように過保護なくらい(^_^;)に日々、気を使っているのですが、先日、あるペット関連メーカーの担当者さんと食事をしながらお話しをしていた時のことです。
「ある獣医さんと会ってお話しした時のことなんですけどね。最近、歯肉炎を患って動物病院に連れてこられる飼い主さんが増えている、とおっしゃっていたんですね。」
そこで、すかさず私も反応して、「えっ、歯周病ですか？」とお聞きすると、「いえいえ、違うようですよ。どうやら、歯磨きが原因によるお口のトラブルみたいで今、増えているそうなんですよ。」とのこと。

「歯磨きが原因？！」最初は事情が良くわからなかったのですが、詳しくお聞きしているうちに事情もだんだんとわかってきたのでした。わんちゃんの場合歯周病になりやすいということで、若い頃から、「歯磨きが大事！！」ということは、飼い主さんの間でもずいぶんと強く認識されるようになって来たため、ペットの歯磨きに関する商品も最近はショップで目にするようになりましたよね。
ちなみに、正しい歯磨き方法は動物病院でも教えていただけるので、ご自身でワンちゃんの歯磨きをされる飼い主さんも本当に多くなったように思います。

しかしその反面、よかれと思ってやっていた歯磨きで、逆に歯肉やお口回りを傷つけてしまった。。。ということも良くあるようですね。
原因として想像した結果としては、「やはり、力の入れ過ぎ？」ではないかと。。。

私自身、シニア主体にはなりますが、訪問カウンセリングの時にワンちゃんも交えて飼い主さんに直接色々とアドバイスをさせていただくことも多いのですが、勿論、歯磨きに関してのアドバイスもあります。
なお、シニア限定というワケではないのですが、歯磨きに関して、実際に確認（ヒアリング）させていただいて多いのが、「力の加減」ですね。
実際に、愛犬で実演（再現）していただくと、「力の加減が強すぎるかなぁ」という場面が多くて、その都度、「そこは、もっと力をゆるめた方がいいですよ～」とアドバイスさせていただくことがあります。
歯磨きは、人間同様、生涯に渡って食事に関わる大事な予防なので、判っているかとは思いますが、やはり、「正しく！」というのが、ポイントですよね。

今回のお話しを聞いて、「ちょっと不安になった。。。」と感じましたら、動物病院などに行かれた際にでも、歯磨きの方法など再確認いただければ、と思います。
あと、同時に歯や口内の健康チェックもしていただくと安心かと思いますねヽ(´▽｀)/

それでは、今回はここまでと言うことで、
次回、またお会いしましょう！！