わんちゃんねこちゃんの介護の現場より

堺市を中心に高齢のわんちゃん、猫ちゃんの訪問介護のお仕事をされている、ペットケアステーション大阪代表の杉原真理さんより、ペットの介護についてお話し頂きます。

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読者の皆様、如何お過ごしですか？
あなたの街の老犬・老猫サポーター、ペットケア専門士の杉原真理です。

2020年になりました！

ところで、今年の冬は暖冬になる、、、ということで、毎日のお散歩が欠かせないワンちゃんの飼い主にとっては朗報かもしれませんね。

あっ、改めまして、
本年もよろしくお願いします。

さて、前回のテーマはペットの生活習慣に関するエピソードでしたが（前回のテーマ「愛犬、愛猫の生活習慣。若い頃と同じ感覚になっていませんか？」）今回のテーマは、続きというワケではないですがペットの生活環境に関してで、

「習慣を変えてみるという勇気？！」です。

それでは、お話しを始めたいと思います。
時々お泊りに来てくれていた17歳のワンちゃんですが、この年末年始もお泊りに来てくれました。

えっ、17歳でお泊り（ペットホテル）、、、と、ビックリされる方もいらっしゃるかと思いますが、17歳とは思えないぐらい元気で今回も自分の足でシッカリお散歩に行ってました。

ちなみに、そのワンちゃん、1日2回だけトイレをするというのが習慣で大体12時間に1回の間隔になるのですが、それ以外の時間にお散歩に行っても、トイレをしたことがほとんどありませんでした。（基本、外でしかトイレをしないワンちゃんです！）

さて、事前に飼い主さんと近況についてお話しをした時は内臓など、特に悪いところはない。
とのことだったのでしたが、、、

今回、3泊4日のお泊りでしたが、いつもの時間に夕食をあげるとワンちゃんはいつもの通り、ゆっくり完食しましたが、実は、4日間とも毎回食後2時間後にフードを少し吐く、という仕草がみられたのでした。

これまでにも時々はあったのですが、毎日吐くというのは今回が初めてだったので、とても心配になったのでした。

ちなみに、このワンちゃんは昔からずっと食事回数が1日1回。なので、夕方にのみフードをあげるのですが、1日分なので、かなりの量になるんですよね。

読者の皆さんもそうだと思いますが、殆どの場合、1日2回が普通なので、私の長い経験の中でも、1日1回のご飯はほとんど無かったんです。

なので、以前にお預かりして、今回と同じように少し吐いたことがあった時にも、老犬ということもあって、
「食事回数を増やしてみては如何でしょうか？」
と、アドバイスをさせていただいた事もありました。

今回も、毎食後に吐くという行為が見られたことを飼い主さんにお伝えすると、
「実は、毎日ではないのですが、時々あります。」
とおっしゃったのでした。

頻繁にあるということなので、飼い主さんに、
「もう○○ちゃんも17歳なので、胃腸も弱ってきているかと思いますよ。一度に消化する量としては多いように感じてます。これを機に、1日2回に分けてあげるなど、先生と相談されては如何ですか？」
と、再度、アドバイスさせていただいたのでした。

飼い主さんからすると、毎日観ていることなので普通のこと（大したことではない）と思いがちですが、私のように時々観させていただくと、歳を重ねる毎に前回と違ってきているという事も良くわかります。

「年齢に合わせて、これまでの習慣を変えてみる！」

そんな勇気（決断）も時には必要なのかもしれませんね。

それでは、今回は、ここまでと言うことで、次回、またお会いしましょう！！