わんちゃんねこちゃんの介護の現場より

第11回 7年前と違う?!動物介護の現場

ペットケアステーション大阪代表の杉原真理さんのペットの介護(動物介護)に関するコラムです。

堺市を中心に高齢のわんちゃん、
猫ちゃんの訪問介護のお仕事をされている、
ペットケアステーション大阪代表の杉原真理さんより、
ペットの介護についてお話し頂きます。


読者の皆様、明けましておめでとうございます!
"あなたの街の老犬・老猫サポーター"老犬介護士の杉原真理です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年末年始に少し時間があったため、これまでの老犬介護(最近は動物介護)の活動について振り返ってみましたので、今回は、その時に思った事についてお話したいと思います。
新年を迎え、私も老犬介護から始めた活動も7年が経ちました。月日の流れはあっという間で本当に色々な事があったのですが、最近、動物介護の現場に行った時、私がこの仕事を始めた「7年前」と比べて、「変わったなぁ。」と感じることがあったのです(無意識の内に)。

それは。。。
ということで、少し引っ張ってしまいましたが、本日のテーマは、『7年前と違う?!動物介護の現場』です。

改めまして、最近現場に行って、私がこの仕事を始めた「7年前」と比べて変わったなぁ(違う)と思ったこと、それは、「大型犬」に関しては感覚的なのかもしれませんが、7年前に比べて長生きしているワンちゃんが多くなったように感じます。

勿論、全体的に動物が「長寿命(高齢化)」しているという前提にありますが。最近は、周りを見ても散歩しているのは小型犬、というように大型犬自体が以前に比べて少なくなっていて、私自身、最近は訪問介護やペットホテルも合わせて圧倒的に小型犬が多いんですね。

ただ、昨年秋位ですかね、また、大型犬の訪問介護に行く機会が多くなり、しかも、大型犬でありながら、ワンちゃんの年齢が「15歳、16歳」が普通になっていて、さらに言えば17歳、18歳の大型犬も私の周りで少しずつ増えているんですね。

しかし、このように高齢で大型犬となるとある程度お決まりで、お仕事でお世話をさせていただくのは"寝たきり"のワンちゃんが多いです。ただ、"寝たきり"の期間がそれなりに続いてまして、「本当にワンちゃん達の寿命が延びているなー」と感じているのです。
以前は、それまでの経験頭数からセミナーなどでも、「大型犬の場合は寝たきりになるとすぐに体調を崩す子が多いです。」と、お話をしていましたし、実際、そうだったんですね。

例えば、私の愛犬(シェパード)は、老化に伴い後足が骨折をした時、高齢のため手術が危険だったため骨折をしたまま足を固定していたため、寝たきりとなったのですが、元々、シェパードは内臓が弱かったりして、寝たきりになったら床ずれや臓器の数値が急に不安定になったり、また、大型犬の場合、胃捻転になる可能性があるので食事とか注意が必要でしたし、勿論、散歩も出来ないので急に体力も落ちたんですね。

結局、一生懸命お世話をしたのですが、寝たきりになってからは早かったですね。大体、1ヶ月位でしょうか?その時の年齢が14歳の誕生日直前だったのですが、それでも掛かり付けの獣医師さんは、「ここまでよく長生きしたねー」と言われていたのでした。

ところが、今回お会いしたワンちゃんは、それよりもはるかに長生きで、寝たきりになってからも半年、1年と普通に過ごしているんですね。
なんと言っても、食欲が普通にあるっていうのが凄いですね。シニアになると栄養の吸収が悪くなるので、食べても食べても痩せることが多いですし、寝たきりになると血流や新陳代謝などもあって、内臓疾患も多くなり、食欲が無くなることも多いのですが、寝たきりでも逆に、食べた分だけ太っていく高齢のワンちゃんもいるんですね。

先日、その寝たきりの老犬ちゃんの飼い主さんから、「1キロ増えて抱っこできなくなりました」というお話をお聞きした位ですから。
最近、大型犬がなぜ長生きするようになってきたのだろう?とても不思議に思った訳です。もちろん、医療の進歩もあるのは事実ですが、飼い主さんにお聞きしてもそんなに頻繁に動物病院に連れて行かれてないんですね!

ただ、一つ気がついた事があったのですが、それが、以前(7年前)と比べて飼い主さんの高齢犬に対する「意識」が変わってきた、ということです。
それは、まず、愛犬が高齢になり、体が不自由になると共に介護が必要、という事をキチンと飼い主さんがご理解(受け入れ)されていて、そして、体が不自由な分、「愛犬が快適に暮らせるようにするにはどうしたらいいんだろう?」という事を、試行錯誤されながらとても工夫をされているんですね。

試行錯誤の結果、そのワンちゃんにとって一番快適な「環境」を整えられ、そしてそのワンちゃんに合った、体に負担にならない「動物介護」を独学ですが実践されていたのです。
細かく言えば、試行錯誤で危なっかしいところや、所々で誤り(間違い)なども見られるのですが、それでも、以前のようにただただ自然体(放置?)だった事から考えると、随分、意識が変わったなぁと思ったのでした。寝たきりになっても長生きされているお宅を何件もご訪問させて頂いて、そう思ったのでした。
そして、高齢犬の介護にとって、この「環境」整えたり、毎日の「介護(お世話)」の積み重ねが長生きに寄与しているのは間違いではないと思います。

確かに、私の愛犬の場合も、内臓疾患があったとは言え、亡くなった直接の原因は肺疾患でした。直前まで"おやつ"を食べる位に食欲もありましたし、毎日、介護用ハーネスを着けながら元気(?)に散歩もしていたので、直接の原因が無ければ、長生きしてくれたのかもしれませんね。

私達、動物介護の専門家は、飼い主さんに高齢犬の状態に応じて、正しい「生活環境」、「介護(お世話)方法」をお教えする事がお仕事(専門)なので、飼い主さんにこういった事をアドバイスすることでも、「"健康に長生きする事"にもっと貢献できるのではないか?」と思ったのでした。
ぜひ、高齢になり介護(お世話)が必要になった時は、一度、専門家にご相談いただきたいとおもいます。

では今回はここまでです。次回、またお会いしましょう!

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