わんちゃんねこちゃんの介護の現場より

堺市を中心に高齢のわんちゃん、猫ちゃんの訪問介護のお仕事をされている、ペットケアステーション大阪代表の杉原真理さんより、ペットの介護についてお話し頂きます。

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読者の皆様、如何お過ごしですか？
あなたの街の老犬・老猫サポーター、ペットケア専門士の杉原真理です。

年が明け新年となりましたが、今年は寒さが一段と厳しいですね（執筆時）。

さて、突然ですが、シャンプーといえば夏場をイメージされるかと思いますが、長毛種などトリミング犬種に関しては、夏も冬も関係なくトリミング（シャンプー）をしていますよね。
今回は、そんな寒い冬場のシャンプーにまつわるテーマ、　「冬場のシャンプーは乾燥に注意！」です。

さて、冬真っ盛りの昨年１２月、年末という事情もあって預かり、訪問のご依頼が多かったのですが、トリミングのご予約もとても多かったのです。そして、年末年始を挟んで１月に入った今でもその流れが続いています(^_^;)。
最近は、次回のトリミング予約までの間に、ご自宅でシャンプーをされる飼い主さんも少しずつ増えていて、「２週間前にシャンプーしました。」と予約当日におっしゃる飼い主さんもいらっしゃいます。（大体、予約間隔は１ヵ月前後でしょうか？）

ただ、一方で多くの飼い主さんからは、「頑張ってシャンプーしようと思っているのですが、なかなか上手くできなくて。。。」とおっしゃられます。そんな飼い主さんから良くお聞きするのが、「シャンプーして乾かしたあと、フケがでるんです。」でしょうかね？

さて、皮膚病じゃあないけれど、フケがでてしまう。。。というのは良くお聞きする話です。
私たち人間もそうですが、冬場の空気が乾燥する時期は特に皮膚もカサカサになり易く、かゆみがでてくることもありますよね。ワンちゃんも同じで、シャンプーしたばかりなのに、後ろ脚で体を掻いてみたり、自分で自分の体に噛みつくなど、（何となくイメージ、伝わりますかねぇ？）皮膚に違和感（かゆみ？）を感じているようなしぐさを頻繁に見せることもあるかと思います。
なので、特に冬場のシャンプーでは、『保湿』がとても大切になるんですよね。あと、部屋全体が寒いとワンちゃんによってはファンヒーターやこたつなどに近づく子もいて、そうすると、益々、乾燥しやすくなります。

なので、例えば、お家の中でなるべく乾燥しないようするには。。。

◆加湿器を使う！
湿度計もあるといいと思います。
加湿器がない場合は、部屋干しや濡れたタオルを部屋で干すのも乾燥防止になります。

◆ドライヤーはなるべく温風を使わない！
暖かい風は必要以上に水分不足（乾燥しすぎ）になりやすい。

◆仕上げにワンちゃん用の保湿剤をつかう！
人間でいうと、お風呂上りの化粧水のようなものかと。

定番で、ちょっとしたことかもしれませんが、手軽で簡単なので、何も対処しないよりははるかに良いかと思います。乾燥すると痒みもでることが多くなります。痒いとワンちゃんも頻繁に掻くことで、結果、皮膚病になりやすくなるので、ぜひ、注意してあげて下さいね。
特にシニア、高齢犬の場合、折角、清潔にお手入れをしようとシャンプーしたのに、逆に皮膚病の原因になってしまっては元も子もないですからね。（高齢になってからの皮膚病は、特に注意ですね）

それでは、今回はここまでと言うことで。
次回、またお会いしましょう！！