動物病院から学ぶトレーニングの必要性

第38回 海外で起きた事件

動物病院から学ぶトレーニングの必要性

動物病院にてしつけ教室を開催しているドッグトレーナーさんが、来院されるペット達と接する中で改めて気付いたトレーニングの重要性を教えてくださいます。


ある国で以前、考えられないような事件が起きました。ピットミックス2頭が散歩中の犬を襲いかみ殺すといった事件です。
日本ではあまり少ない事件ですが、世界中では結構あるんです。これはピットミックスがノーリードだったわけではないんです。ちゃんとリードをつけて歩いていたそうなんですが…まず問題なのが首輪がゆっるゆるだったそうでスッポリぬけてしまったようです。。
私なら考えられない!!!闘犬の血が入っている犬、いや、安全を考えて普通はきちんとつけると思いませんか!?飼い主は引きずられて転倒、転倒した勢いで首輪がスッポリ抜け犬に襲いかかったそうです。相手は小型犬のMIX犬。これまたギャウギャウ吠えていたようです。もちろん襲われて亡くなってしまっているので可哀想ですがこの子ももっとハンドラー(リードを持っている人)にコントロールしてもらえてたら相手に便乗されなかったのにとおもいました。あくまでも個人的な意見ですのでご理解くださいませ。

未だに、首輪がゆるゆるな人が本当に日本でも多い!ノーリードなんてもってのほか!!!だってどこにも行かない保証なんてないですよね?突然、トラックが走ってくるかもしれない、猛獣(ほぼないと思いますが 笑)に襲われるかもしれないその時に、真っ先に逃げるのは犬ですからね…。自分を守りますから…。
きっとそうなったときに悲しくなるのは人間な気がします。だからこそリードをつけてお互い安全に歩けるようにしてあげてほしいんです。
首輪のサイズは指1本分入る大きさでリードは公園で放す時以外はロングリードにせず普通の長さのリードでいく。マナーを守る事が命を守る為の一番の方法です。もっともっと重要性に気づいてほしいものですね。最近ではリードが外れないようにリードのナスカン(首輪とリードを繋げるもの)ができてきていますね。あれだと安心して歩けるので一度検索してみて下さいね。

この事件では道具の使い方の間違いと人のコントロールの出来なさが招いた悲しい事故です。犬をしっかり管理してリードコントロールできる人がもっともっと増えて行ってほしいです。今一度、愛犬のハンドリング、コントロールができているか見直していってくださいね。

犬も人も安心して歩ける散歩になれるように教えますよ~!!!

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プロフィール

著/高加奈絵
トレーナー
大阪動物医療センターでしつけ教室を開催。8年間、訓練所にて問題行動の改善、トレーニング、ドッグスポーツに関して経験を積む。
■取得資格
PSGドッグトレーナー、アニマルアロマ、トリマー

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