動物病院から学ぶトレーニングの必要性

動物病院にてしつけ教室を開催しているドッグトレーナーさんが、来院されるペット達と接する中で改めて気付いたトレーニングの重要性を教えてくださいます。

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「野犬」から「家庭犬」へステップアップ中のルルちゃん。一か月が経過し、だいぶとルルちゃん自身にも自信がついてきたので土日だけ我が家に帰ってみましょう。と飼い主様と話し合いご自宅までお届けに、恐がりながらも夜もお散歩できたみたいで遠くから応援しておりましたが、次の日の朝に電話が入ってました。

朝早くて私は目覚まし時計と勘違いしスルー。また一時間後にかかってきたのでどうしたのかな？と思い聞いてみると散歩中に逃がしてしまいました。と連絡がはいり全身の血の気が引きました。人がつまづいてしまったらしくこけた時にリードが抜けてしまいびっくりして逃げてしまったようです。そして軽く車にぶつかって逃げていったといわれ絶望してしまいました。

元々野犬で人が多い町を知らない子です。見つかる可能性はほぼゼロに近い…でも探さないとまた野犬に戻ってしまうと思いもう必死で必死で探し回りました。チラシ、ネットで拡散、警察に電話確認などをつづけても情報がない…と思われた矢先、ネットから情報が入り走っては見つからずの繰り返し。夜中でも気にせず走り回りました。

すると2週間すぎた辺りに今、公園で見たとお昼頃に連絡がありダッシュでかけつけました。草刈りの作業をしていた人が犬が飛び出してきたと区役所に連絡がありチラシをみていた人が連絡をくださったのです。飼い主さんもルルを見つけて捕まえようとしたのですがすぐに逃げてしまい姿が見えなくなりましたが公園中をひたすら探し回りました。「ルル～」と何度も何度も呼び続けて私の声だけが響く寂しい状況に本当に心が折れかけたその時にガサガサッと音がして振り返るとルルが走って寄ってきたのです。あのしっぽをぶんぶん振りながら嬉しそうにぴぃぴぃ鳴く姿がいまでも覚えてます。この時に犬と信頼関係を築けてたんだって実感しました。もちろんこれが飼い主さんにもしてほしい事ですが今までのしてきた事を信じてよかったと思います。自分の子が離れた時、帰ってきますか？野犬だからでもなくお互いが尊敬しあえる関係でいてくれると嬉しいです。

野犬に出会い、また新しい物を得られたと思います。ここから私の人生ががらりと変わり始めて、犬も変わり始めていきます。どんどん変わっていく犬達をご紹介していきますよ～！！

ルルちゃんは今ではすっかり飼い主さんべったりの可愛い子に変身しております。