動物病院から学ぶトレーニングの必要性

第4回 足の病気とトレーニングについて

動物病院から学ぶトレーニングの必要性

動物病院にてしつけ教室を開催しているドッグトレーナーさんが、来院されるペット達と接する中で改めて気付いたトレーニングの重要性を教えてくださいます。


近年、先天性の足の形成不全の病気の子が増えてきています。
多い犬種は、チワワ、プードル、バーニーズ、ポメラニアンといった犬種になります。
もちろんレベルにもよりますが手術を要する場合もあります。
股関節形成不全、パテラが有名な病気です。

トレーニングをしていて気づく場合も多いです。
例えば、「お座り」や「伏せ」の姿勢が片方に崩れてしまっていたりする場合は足の力のバランスがとれていない、筋肉が弱っている場合が多く見えます。

安定した筋肉のバランスを保てるように、トレーニングでは様々な方法で筋肉トレーニングをします。

お座り、伏せの姿勢のキープ、片方に崩れないように姿勢の矯正とマテの強化

両足に力が入る事でバランスを安定させていく方法です。
地面も色々な場所で行います。
わざと滑りやすい所で、お座りや伏せをさせて、キープさせたりして維持をさせます。
フローリング、タイル、状況に応じて行います。
スポンジマットの上など、不安定な所を歩かせる事で、4脚とも同じ力で歩くので弱い足の部分の筋肉もつけやすくなります。

後ろ歩きの練習

よくトリックや一芸でバックの練習をしてるのを見たことがあると思います。
もちろん日常生活に必要かと言われれば必要ないのかもしれませんが筋トレの場合とても効果を発揮します。
前に歩くだけだといつも使ってる筋肉しか使いませんが後ろ歩きをする事で普段使わない後ろ足の筋肉を使ウことで筋肉の強化を図ります。

人間と一緒で、いつも同じ場所しか動かしていないと体のゆがみが出るので、犬にも全体のバランスをとれるように筋肉の強化やゆがみを直す事が必要です。
リハビリもかねてのトレーニングはかなり効果があるので、ぜひ試してみて下さいね。

今回、ご紹介した内容はご自宅でも実践できるのでぜひやってみてください。
もちろん、手術した直後などは獣医さんの指示のもと行ってくださいね。
いきなり負荷をかけすぎても悪くなります。
これから向き合っていかなければならない病気ですから、少しでも犬の体に負担がかからないようにトレーニングしてあげてくださいね。

今回の内容はごく一部ですが、次回はもっと奥深くご紹介させていただきます。
犬ヨガ、水中リハビリについてもご紹介させていただきます。

犬も人もしっかりと健康的に過ごせるよう骨のしくみや筋肉のしくみをしるのも大切です。なかなかおもしろいので調べてみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

著/高加奈絵
トレーナー
大阪動物医療センターでしつけ教室を開催。8年間、訓練所にて問題行動の改善、トレーニング、ドッグスポーツに関して経験を積む。
■取得資格
PSGドッグトレーナー、アニマルアロマ、トリマー

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