動物病院から学ぶトレーニングの必要性

第26回 リハビリテーションに関して

動物病院から学ぶトレーニングの必要性

動物病院にてしつけ教室を開催しているドッグトレーナーさんが、来院されるペット達と接する中で改めて気付いたトレーニングの重要性を教えてくださいます。


今回は、リハビリトレーニングについてご紹介させて頂きます。
最近では、犬のマッサージやアロママッサージといった、人間と同様に犬の健康についても重要視する方が増えてきています。
若い犬には病気の予防のために行う方もいれば、高齢の犬には長生きしてほしいと健康維持のために行う方もいます。
では、リハビリとはどういったものがあるのか?をまずご紹介させて頂きます。

「リハビリテーション」は英語で「Re(再生)」「habilis(ふさわしい)」「action(~にする)」といった意味を持ちます。
体を適した状態に戻す、という意識が広まりだしたのは日本ではほんの最近です。
アメリカなどでは術後のリハビリテーション等は、積極的に行われています。

リハビリテーションの意味とは?

怪我や病気で機能しなくなった場所を修復してあげるためのトレーニングから、環境や補助をしてあげる段階の事もさします。
犬のリハビリテーションとしての効果は、痛みの緩和、術後の回復速度を早める、持久力を高める、体質改善、将来的な病気等の予防といった効果がみられます。
よくある症例では、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼(パテラ)といった内容を、多くリハビリで回復させています。
他にはメタボリックな体系の子のダイエットや、断脚といった内容もリハビリによって効果を得られます。

次に、リハビリテーションの種類を2種類ご紹介します。

―温熱療法―

飼い主様も行いやすいリハビリです。
特徴としては、関節炎などの関節の硬直に使用する事で効果が出やすくなります。
温める事で血行がよくなります。
飼い主様が行いやすい方法としてはホットパックという種類がおすすめです。
動物病院で行われている内容では超音波療法、赤外線療法、温浴療法も行われています。

―運動療法―

獣医や理学療法士の指導を受けながら犬の状態にあわせて強度をあわせて行う練習です。
飼い主さんと犬が日常的な運動をする事で筋力、持久力を高めたりする事が可能です。
アジリテイグッズを使用したり、バランスボールを使う事で全身の筋肉を使えるので楽しく筋力アップに繋がります。

愛犬が足を痛がったり歩けない状態をみて、何もする事ができないと思わずに、トレーナーや信頼のおける獣医と一緒に力を合わせながら、ケアをしていけるので一度、相談してみて下さいね。
いつまでも大切な家族が健康でいれるように、少しのサインを見逃さないでくださいね。

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プロフィール

著/高加奈絵
トレーナー
大阪動物医療センターでしつけ教室を開催。8年間、訓練所にて問題行動の改善、トレーニング、ドッグスポーツに関して経験を積む。
■取得資格
PSGドッグトレーナー、アニマルアロマ、トリマー

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