動物病院から学ぶトレーニングの必要性

第13回 ボンドートレーナーの奇跡

動物病院から学ぶトレーニングの必要性

動物病院にてしつけ教室を開催しているドッグトレーナーさんが、来院されるペット達と接する中で改めて気付いたトレーニングの重要性を教えてくださいます。


私の名前はボンドです。2歳のピレニーズです。体は大きいけど女の子よ?
私は、1歳の誕生日の日に新しい場所で生活をする事になったんです。私も突然の事でびっくりした。
あの日は、いつものように朝、お散歩に行ってご飯を食べて家でまったりしていたらお父さんが車のカギを持ったからお出かけだ~!!!ってついついいつものようにはしゃいじゃったの。
いつもなら「いたいっ~!!」とか笑いながらリードをつけてくれるのに今日はなんだか元気がなくて・・・。でもまたお出かけ先に着いたら笑顔でお散歩してくれると思ってたんだ。

目的地に着くとたくさんのワンコがいてドッグランに来たんだ~!!って嬉しくて喜んでもお父さんは全然私の顔をみない。こっちみて~!!って吠えても服を引っ張っても反応がなくて知らない男性の人がリードを持ったの。そのままお父さんは頭を一回撫でて見えなくなっちゃった。
トイレかな?買い物かな?ずっと背中を目で追いかけたけどもうみえなくなっちゃった。
それからずっと待っても待ってもお父さんは帰ってこなくてご飯も食べずに待ってたんだけどいなんだ。
でもその日から知らない男の人が「おはよ~今日もお利口さんだね」とか「よしよし」って触ってくれるんだけどなかなか怖くて「来ないで!」って怒ったりハウスにこもったりしてたんだ。

それでも私の名前を呼んで「今日も元気か?お散歩に行こう」って話しかけてくれるの。
それがどんどん嬉しくなって毎日その人を待つようになったの。いつも私に笑顔で話しかけてきてくれて体を撫でてくれる。優しい人。だからついわがままになって気分ののらない日は怒ったりしてたの。
そしたらある日、私のおもちゃで遊んでたら私が遊んでるのにお兄さんが横取りしようとしたから「とらないで!」って怒ったら凄い剣幕で怒られたの。今までで怒られたことがなかったからびっくりしてすぐに安全な場所まで逃げちゃった。はじめて人に怒られるって事を知って反省したの。
それでもすぐに良い事をしたら褒めてくれてこの人ならなんか頼れるかもって思ったら少しずつ甘える事が減ってきたの。それからは自分でもびっくりするくらい我慢もできるようになったし、お散歩も引っ張らずに歩けるようになって楽しい毎日を過ごしてたらある日、お兄さんが知らない家族を連れてきてお話ししてるんだ。一体何の話をしてるんだろう・・・???

次回、ボンドはどうなってしまうのか!?!?お楽しみに♪

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プロフィール

著/高加奈絵
トレーナー
大阪動物医療センターでしつけ教室を開催。8年間、訓練所にて問題行動の改善、トレーニング、ドッグスポーツに関して経験を積む。
■取得資格
PSGドッグトレーナー、アニマルアロマ、トリマー

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