動物病院から学ぶトレーニングの必要性

第12回 「吠える」時の対策方法①

動物病院から学ぶトレーニングの必要性

動物病院にてしつけ教室を開催しているドッグトレーナーさんが、来院されるペット達と接する中で改めて気付いたトレーニングの重要性を教えてくださいます。


よくトレーニングの相談で「吠える」といった相談が多く聞こえます。もちろん本来、犬は「吠える」生き物ですから犬の目線からいうと当たり前の行動になります。ですが私達人間からすると「うるさい」「迷惑」といった問題行動になっていきます。ではなぜ吠えるのか?を理解していただきたいと思います。

ビーグルなどハウンドドッグといった「狩猟犬」といった犬種は吠えやすい体質です。それは人間に「ここにいるぞ!」と知らせるために教えられてきた子達です。「ダックス」もまた、アナグマをとるためにつくられた犬達ですから吠えやすい体質です。自分の飼っている犬が本来何のために改良されてきた子なのか?を知っておくのも一つの勉強です。
待合室やドッグカフェで吠えるといった相談も多いですが、よくその際に見られる光景が「抱っこ」をしている状態で吠えている光景です。もちろん抱っこをするなとは言いませんが抱っこをされていると飼い主さんに守られている意識が強くなり余計に吠えてしまう可能性があるのです。

では、どうしたらいいのでしょうか?
リードをつけているのですからそれを有効活用していきます。足元でリードを短く踏みじっとさせる練習です。「セトルダウン」トレーニングとも言っています。
リードがついている状態でも我慢する時間があるという事を犬に理解させる練習です。もちろん最初はいやでじたばたすると思いますが飼い主さんは静かにリードを踏んでいるだけで大丈夫です。あきらめて自然と伏せの形になった時にはおやつをあげてみてもいいでしょう。

どうしても犬が興奮している時は飼い主さんも興奮してしまいがちですが、静かにしてほしい時はこちらは落ち着いておく事が重要です。よく対応されている方を見ると「こらっ!」であったり「静かにしなさい!」と声掛けをしながらとめている方は逆効果です。静かにできている時ほど褒める事を忘れてしまい、携帯電話を触ったりして放置してしまいがちになりますが私達が求めている行動をしている時にはしっかり褒めてあげてくださいね。

まずはセトルダウンのトレーニングは自宅でも行う事ができますからまずは刺激の少ない自宅でご飯中にでも行っていってみて下さいね。「犬が吠える」のは当たり前ですが吠えて良い時と吠えてほしくない時の区別を教えるのは飼い主さんの判断です。いちどセトルダウンの練習をしていってみてくださいね。

次回は犬同士出会った時の対処法をご紹介します。お楽しみに♪

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プロフィール

著/高加奈絵
トレーナー
大阪動物医療センターでしつけ教室を開催。8年間、訓練所にて問題行動の改善、トレーニング、ドッグスポーツに関して経験を積む。
■取得資格
PSGドッグトレーナー、アニマルアロマ、トリマー

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