つながるいのち

第38回 保護犬・猫に対するイメージって?

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大阪から犬猫殺処分0を目指し全国へ。保護犬・保護猫カフェを運営するNPO法人「ラブファイブ」さんとともに、犬猫の殺処分の現状と今後について考えていきます。


保護犬や保護猫と呼ばれる子達の存在は、多くの方に知っていただける様になりました。
しかし、そのイメージとはどのようなものでしょうか。

譲渡会や街頭活動で実際に保護犬達と触れ合っていただいた時、嬉しそうに駆け寄って来てくれる子達を見て「この子はスタッフさんのワンちゃんですよね?」とご質問いただくことがあります。
里親様を探している保護犬達だということをお伝えすると「こんな子達が保護されているんですか!」と驚かれることもよくあります。

実際に触れ合っていただいた方から『保護された犬猫に対し、飼育放棄や保健所、繁殖引退など、それぞれの悲しい背景があるのだろうから、人が苦手なのだろうというイメージが強かった』というお声もいただきます。
確かに、イメージされるように人が怖くなってしまい年単位で関係を築いていかなくてはならない子達もいます。
とはいえ、人間ひとり一人に個性があるように、この子達もそれぞれに性格があります。

一度は【保護】されることになった子達ですが、『保護犬・保護猫だから…』というものはありません。

個人様や各団体様が開催している譲渡会が、多くの人で賑わう場所に出向いて行われているのは、直接保護犬・猫達に触れ合っていただかなければ譲渡は成し得ないからです。
ラブファイブでも保護犬・猫と人との出会いの場として保護犬カフェ®等を運営しておりますが、まだまだ存在をご存知でない方もいらっしゃいます。
そこでより多くの方にこの子達を家族として迎えていただくきっかけになればと、譲渡会や街頭活動を定期的に開催している状況です。
しかしながらこのような屋外での活動は暑さ寒さ等の事情で保護犬たちが参加できない場合もあり、季節によっては定期的な開催が困難になります。
ですので、参加する保護犬達にとって、なるべく負担の少ない場所(屋内や空調設備がある施設など)のご提供にご協力いただける方の募集もさせていただいております。

生まれてきてくれた『ひとつの命』としてこの子達と向き合うことが当たり前となるよう、多くの方々に知って頂く。
そして、保護しなくてはならない命がなくなるような社会を目指したいと考えております。

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