つながるいのち

第25回 『保護犬』という犬種

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大阪から犬猫殺処分0を目指し全国へ。保護犬・保護猫カフェを運営するNPO法人「ラブファイブ」さんとともに、犬猫の殺処分の現状と今後について考えていきます。


愛玩犬ブームやペットブームと言われ、流行した犬種がたくさんありました。
スピッツから始まり、ハスキーやダックスフンド、チワワ、最近ではプードル。

そして様々な犬種があり、飼い主はその犬種のスタンダードな性格を図鑑や飼い方本などを読んで勉強し、それぞれのご家族にあった犬種を選びます。

例えば、チワワは『散歩は少なめ』、プードルは『IQが高くて飼いやすい』などなど。
飼いやすさ等を★の数で表わしたものまであります。

とても不思議なことだと思いませんか?

同じ犬種でも全く性格は違います。IQが高くて本当にプードルは大変です。
飼いやすい犬種などまずありません。
いのちのすべてが命なんです。すべてに性格があります。
そして、成長する過程により後天的に性格が変わっていくようにも思えます。

私どもで保護直後の仔たちはほとんど、恐怖に顔は引きつり、唸り、キバを精一杯向けます。
彼らの最大限の反抗です。人が大好きで、飼い主のそばにずっと居たいと思う。
しかし捨てられます。その時の彼らの失望感で性格は大きく変わり、暗く落ち込みます。

そして、私どもはもう一度信頼してもらうよう接し、そして彼らは性格をよりよく成長させます。
そうです。保護犬は『一度、人に捨てられたので、より人を理解しより人を愛する』性格に成長するのでしょう。

犬種図鑑に是非とも『保護犬』の犬種を掲載して頂きたいです。
保護犬は 『飼いやすさ』大変、『懐きやすさ』難しい、『無駄吠え』常時、『散歩』毎日。
そうです。全て私たちと同じです、同じ命なんです。 

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