つながるいのち

第24回 鶴見緑地公園 パートナードッグタウン

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大阪から犬猫殺処分0を目指し全国へ。保護犬・保護猫カフェを運営するNPO法人「ラブファイブ」さんとともに、犬猫の殺処分の現状と今後について考えていきます。


大阪の地下鉄鶴見緑地駅から徒歩3分の場所に世界初!『無償ドッグラン』『保護犬譲渡施設』『保護犬ドッグラン』が、2014年12月13日にオープン致しました。

「ドッグラン」はご利用のみなさまと創り上げていくドッグランとなっております。会員登録利用説明の後、無料でご利用出来ます。ただし、ゴミ拾いや、施設の簡単な清掃をみなさまと一緒にちょっとだけやって頂きます。

『保護犬ドッグラン』という運動施設+保護犬の命を育む「はぐくみユニット」が一体となった施設が誕生しました。動物愛護団体ラブファイブで保護されたワンちゃん、ネコちゃんが一時的に、この場所にて自由にドッグランで遊びながら、新しい飼主との出会いを待っています。

当然、ドッグランにて保護犬たちと遊ぶ事も出来ますし先住犬との相性をゆっくりと見て頂けます。保護犬猫はラブファイブにて健康管理されており、性格などもある程度安定した仔が順番にやってきます。みなさまは安心して遊んで頂け、新しい御家族との出会いの場所ともなります。

また、保護犬里親会の実施はもちろん、・初めての飼育についての勉強会実施・ペットについての生涯学習・講習会の実施・マイクロチップの埋込についての啓蒙活動実施などの活動を常設で出来る取り組みとなります。

またこの保護施設は、建物屋根部へのソーラーパネルの導入や雨水の循環利用などを設計しており、震災時にペットと人も安全に非難でき、電気と水を確保出来るものとなっております。

また、大阪市からも「提案のドッグランは、鶴見緑地だけでなく本市で初めての公園施設であり、新たな公園利用者の掘り起こしなど鶴見緑地全体の利用促進や活性化が期待できると共に、ドッグラン整備や保護犬の里親探しは、ペットを飼う人が増える昨今の市民ニーズに応える提案となっている。」との評価を受けておりこれからの保護犬猫の新しい飼養文化となるよう目指しております。

近年、"少子高齢化"や"核家族化"を背景にペットの飼育頭数は年々増加傾向にあり、中学生以下の子どもより多くペットが飼育され、中でも犬は5世帯中1世帯程で飼育されているとも言われています。しかし、既存の公園設備は老朽化の問題や公園で遊ぶ人たちの減少も否めません。

このように公園の利用目的の中にペットとの共生が取りいれられる事は公園利用も増え、新しいコミュニケーションの場所としても活用でき素晴らしい事でございます。また、私どもペット飼養者にとっては、ペットが苦手な方との住み分けが出来ます。

しかし、今まで以上に環境への配慮や衛生面、ペットのマナーやルール作りが必要になってきます。このように日本の社会にペット飼養文化が浸透していく今こそ、もう一度、殺処分問題や地域猫問題、飼育者のマナーやルール、を徹底的に向上すべきだと考えております。

NPO法人 ラブファイブ
岸 大輔

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