つながるいのち

第4回 保護犬の現状

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大阪から犬猫殺処分0を目指し全国へ。保護犬・保護猫カフェを運営するNPO法人「ラブファイブ」さんとともに、犬猫の殺処分の現状と今後について考えていきます。


現在では、飼い主や動物取扱業者の持ち込みや、野良犬・野良猫の捕獲により、約17万頭の犬猫が殺処分されています。これは平成23年度の環境省による報告ですが、公表されていない殺処分(飼い主や動物取扱業者による処分・遺棄)を含めるともっと大きな数になります。保健所での持ち込みや処分が年々減ってきているとはいえ、まだまだたくさんの命が人間の身勝手で亡くなっていっています。

処分の多さの原因として、保護犬猫の収容施設がほとんどないという事があげられます。
日本にも数多くの動物愛護団体や個人ボランティアは存在していますが、どれも民間による運営で、17万という数を収容するにはあまりにも小さすぎます。環境省による通達で、保健所に収容された犬猫はできるだけ処分せずに譲渡していく方向性になりつつありますが、実際にはまだまだ難しいようです。

保健所に持ち込まれる仔の大半は飼い主の都合でという事が多く、飼育するのに問題がない仔もたくさんいます。
そういった仔が殺処分されている現状はとても残念です。
行政側が団体譲渡に対して積極的になれないのは、信用問題、安全性などが挙げられ、仕方がない事だとは思いますが、そういった事情があるので、保健所に持ち込まれる前に保護し、譲渡していく事が重要なのではないかと考えています。

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