ドッグカウンセラーのコラム ペットと一緒に暮らすために
その19 動物にまつわるトラブルについて
専門のドッグカウンセラー執筆!ペットと一緒に暮らすために必要なしつけの仕方や体調管理の知識、ペットに関する豆知識などをご紹介します。
最近、マンションの管理をされている方から、セミナーの依頼を受ける機会が多くなってきました。
たくさんの人が密集して住むマンションは、一軒家よりもペットにまつわるトラブルが多いようです。
飼って良いとも悪いともなっていないけれ、どペットを飼うことを黙認していたグレーゾーンのマンションも、飼う人のマナーがあまりに悪いとペット禁止にせざるを得なくなり、飼い主がすぐに引っ越すか犬を手放すかの選択にせまられたケースもあるそうです。
ペットを飼っている者の責任として、動物が苦手な人や動物アレルギーを持っている人がいることを理解した上で、他の居住者に対して不愉快な思いをさせないように努力する必要があります。
今回はマンションでのトラブルについて考えてみたいと思います。
まずは、臭いの問題。
ベランダや共用部分で排泄させたり、処理せずに放おっておくと悪臭や腐食の原因になります。
排泄処理セットは必ず持って出かけ、不適切な場所でおしっこをしないようにリードでコントロールする。
排泄を行った場合は、うんちは取り、おしっこも場所によってはシーツでふきとってから水をかけ、流すようにしましょう。
知らない間にしていたということがないように、自分の愛犬からは目を離さず、愛犬の鼻のむいている方に注意をむける癖をつけましょう。
また、ブラッシングを外で行うと毛が風で飛び散ります。
家の中で行うようにしましょう。
次に、騒音の問題。
チャイムや来客、物音、すれ違う犬に吠える、留守中に吠え続けるという問題の改善の為に、訪問トレーニングに行かせて頂くケースはとても多いです。
困ってから対応するのではなく、困る前から吠えない予防教育を行う必要があります。
噛むことに関しては大きな問題に発展します。
損害賠償を請求される場合や死亡事故に発展する場合もあります。
愛犬のリードはしっかり持ち、追いかけたり、飛びついたりしないようにしっかりと管理しましょう。
また吠えることも噛むことも様々な原因がありますが、小さい頃からの社会化不足の場合も多いです。
小さい頃からの教育はとても大切です。
最後に、ペットに寄生する害虫や病気の問題。
ペットを飼った以上、健康・清潔に生活させることも飼い主の責任です。
このように、みんなで気持ち良く生活する為には飼い主の義務をしっかり理解し、責任を果たすことが必要不可欠です。
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プロフィール
著/山形祝代
株式会社do しつけ部門DOG-ECO 代表
専門学校での『家庭犬トレーニング』の指導、動物病院でのしつけ教室・関西を中心に訪問によるしつけ・犬のイベント企画運営に携わる。
■取得資格
愛玩動物飼養管理士、COM ドッグライフカウンセラー、GOA JAPAN、DCNサブアシスタントコース卒業
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