ドッグカウンセラーのコラム ペットと一緒に暮らすために

その15 犬との水遊びについて

ドッグカウンセラーのコラム

専門のドッグカウンセラー執筆!ペットと一緒に暮らすために必要なしつけの仕方や体調管理の知識、ペットに関する豆知識などをご紹介します。


犬はもともと泳げると思っている人が多いと思います。水が大好きで教えなくても泳ぐ犬もいますが、教えなければ泳ごうとしない犬もいます。

もちろん個体差はあるので一概には言えませんが、一般的にレトリバー、ニューファン、プードルやスパニエル、セッターなどは水に抵抗がなく比較的泳ぎが好きな犬が多く、柴犬やフレンチブル、ダックスは泳ぎが苦手な犬が多いようです。

どんなに泳ぎが得意な犬種も最初は練習が必要です。怖がっている犬をいきなり深い場所に抱っこで連れて行き、泳がせようとすると、水遊びやシャンプーが大嫌いになってしまう場合があります。焦らず少しずつ段階をふんで教えてあげましょう。まずは水辺で犬と楽しく遊ぶことからスタート。水辺で犬と一緒にボールを投げて遊んだり一緒に走ったりしボールや飼い主を追いかけて犬が自然と自分から水にはいり自分ででることを何度か繰り返します。最初は前足が少し水に触れるだけでもOK。犬に水にはいってもすぐでることができて安全だということを理解させます。

犬に泳ぐモチベーションを作ることも大切です。ボールが大好きな犬ならボールを投げてとりに行かせ持って帰ってきたらものすごく褒めてあげることを繰り返します。ボールに興味がなく食べ物が大好きな犬の場合は、人がおやつを持ち水にはいり犬が追いかけてきたら褒めておやつをあげることを繰り返します。犬のモチベーションが高まるような大好きなものを探してみて下さい。

どちらの場合も最初は近くの距離からだんだんと遠くしていき少しずつ水に入れるようにしていきます。
水にはいったらたくさん褒めて良いことがあると犬に印象づけ楽しませることが大切です。

安全の為にライフジャケットを着せ足のつかない場所でも浮くようにしておく方が安全です。
時間をかけ、少しずつ水になれさせ泳げる距離を伸ばしていくこと、犬が自分から泳ぎが大好きになるように泳ぐことに対して楽しい印象をつけることが大切なポイントです。

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プロフィール

著/山形祝代
株式会社do しつけ部門DOG-ECO 代表
専門学校での『家庭犬トレーニング』の指導、動物病院でのしつけ教室・関西を中心に訪問によるしつけ・犬のイベント企画運営に携わる。
■取得資格
愛玩動物飼養管理士、COM ドッグライフカウンセラー、GOA JAPAN、DCNサブアシスタントコース卒業

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