ワンコと一緒にリラックス!のびのびトレーニング講座

第16回 「よく吠えるコ」って言われてるかも?~興奮吠えを根っこから治すトレーニング~

ワンコと一緒にリラックス!のびのびトレーニング講座

犬も人も一緒にリラックスできるトレーニング方法をイラストを交えてご紹介しています。


ワンコのお悩みの代表格と言えば、吠え癖。要求吠え、警戒吠えといろいろありますが、一度始まるとなかなか止まらない『興奮吠え』にお困りの方も多いようです。家でも外でも興奮して吠えまくるのでどこに行くにも一苦労…なんてことありませんか?今回は、興奮吠えにスポットを当て、そのトレーニング法について説明していきます。

  • 1トレーニングの目的

    興奮吠えをそのつど抑えるだけでは根本的な解決にはなりません。「どんな場所でも興奮し過ぎない」「興奮してもすぐ落ち着きを取り戻せる」ようにするのがトレーニングの目的です。焦らず急がず、じっくり取り組みましょう。

  • 2今までの対応を見直す

    吠え出した時、大声で「ダメ!」と言い続けたり、駆け寄ったりしていませんか?大きな声や動きは犬を余計に興奮させます。なるべく動かず、注意するなら、低い声ではっきり一回。むやみに反応せず、冷静に対処するよう心がけて。

  • 3普段から何度もコマンドを出す

    上達してきたらおやつは減らしていきましょう

    オスワリやフセを習慣にしましょう。最初はおやつを使い集中力を上げ、一日に何度もいろんな場所でコマンドを出します。吠え出しそうな時や、遊びの最中も積極的に指示を。「ヨシ」の解除があるまで続けられるよう練習します。

  • 4外でもオスワリ

    散歩中も、不意に立ち止まってオスワリをさせます。初めのうちはおやつを持参し、名前を呼んで視線を合わせてしっかり座らせます。また、吠えずに歩けている時にはどんどん褒め言葉をかけ、常に安心感や自信を持たせるようにしましょう。

  • 5様々な環境に慣らす

    吠えるほど興奮するのは、緊張や不安を感じているせいでもあります。静かな環境から徐々ににぎやかな環境まで慣れさせ、吠えなければ褒め、吠えそうになったらオスワリをさせて、心にゆとりを持てるよう練習を続けましょう。

  • 6静かにしているときに褒める

    吠えた時に注意ばかりして、静かな時に褒めることをしなければ、トレーニングの効果は半減します。ただ寝そべっている時や自分のおもちゃで遊んでいる時など、吠えていない時にこそ声を掛け、褒めることを忘れないで。

プラスわんポイント

・吠え続けるのは、それだけ体力が余っているということでもあります。犬にとって運動は、精神的な満足感も与えるとても大切なもの。吠え癖を治すためには、毎日の十分な運動も不可欠です。

・人が緊張すると犬にも伝わります。まずは自分が落ち着き、愛犬を安心させるよう心がけましょう。

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プロフィール

監修:こやま ゆきこ(ペットライフアドバイザー)
オーナーさんの暮らしや愛犬の個性に合わせ、無理なく、楽しく、人もペットも元気になれるトレーニング&ケアを提案。自身も愛犬2頭、愛猫2匹と暮らす。
家庭犬トレーナー/プロフェッショナルドッグセラピスト/1級愛玩動物飼養管理士/トリマー/ホリスティックケアカウンセラー

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