ワンコと一緒にリラックス!のびのびトレーニング講座

第18回 大切な命を守るためにできること~ペットのための災害対策とトレーニング~

ワンコと一緒にリラックス!のびのびトレーニング講座

犬も人も一緒にリラックスできるトレーニング方法をイラストを交えてご紹介しています。


ペットのための防災、意識していますか?災害はいつやってくるかわかりません。その時になってあわてないよう、日頃からできるだけのことをしておきたいものです。今回は、災害時にペットの命を守るための、今すぐ始められる対策と防災に関わるトレーニングをご紹介します。

  • 1避難場所を作る

    丈夫なケージやテーブルの下など、いざという時に逃げ込める場所を作っておきましょう。普段から食事をその場所で与えたり、一緒に入って遊んだりしておくと、精神的に安心できるシェルターのような空間になっていきます。

  • 2避難場所にすぐ入るしつけ

    ケージなら「ハウス」、テーブルの下なら「テーブル」等の支持で、素早くそこに入る練習をします。コマンドをかけながら、その場所へおやつを投げ込み、走って取りにいかせます。慣れてきたら、続いてマテもさせましょう。

  • 3ケージは屋根付きの物を

    留守電の時や就寝時に入るケージは、丈夫な屋根のある物がおすすめです。天井がないサークルの場合は、上に板を乗せるなどしておくといいでしょう。但しサークルにあまり強度がない場合は、衝撃で落ちないよう十分注意を。

  • 4ケージ上方に物を置かない

    地震の揺れで上から物が落ちてくると大変危険です。ケージの上方には、落ちると危ない物は置かないようにしましょう。また、倒れる可能性のある家具のそばにはできるだけケージを設置しないようにすることも大事です。

  • 5ケージをゆらす・叩く練習

    地震の際にできるだけパニックにならないように、日頃から衝撃に慣らしておきましょう。最初はケージを軽く揺らしたり叩いたりするところから始め、次第に強くしていきます。怖がったら力を弱め、平気なレベルまで戻しましょう。

  • 6応急処置の方法を知っておく

    大型犬には、毛布などタンカになる物も準備を

    緊急時の応急処置の方法を知っておくと安心です。出血している場合は清潔なガーゼを傷口に当ててしばらく圧迫して止血する、呼吸をしていなければ舌を引っぱり出して気道を確保するなど、本やネットで一通り調べておきましょう。

プラスわんポイント

・幸い怪我をしなくても、興奮して家を飛び出し、迷子になってしまうこともあります。日頃から迷子札を付けた首輪をしておくか、動物病院でマイクロチップを入れておくようにしましょう。

・目の届かない場所にいる時に災害に遭わないよう、なるべく人から見える場所で過ごさせましょう。

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プロフィール

監修:こやま ゆきこ(ペットライフアドバイザー)
オーナーさんの暮らしや愛犬の個性に合わせ、無理なく、楽しく、人もペットも元気になれるトレーニング&ケアを提案。自身も愛犬2頭、愛猫2匹と暮らす。
家庭犬トレーナー/プロフェッショナルドッグセラピスト/1級愛玩動物飼養管理士/トリマー/ホリスティックケアカウンセラー

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