愛犬の「困った!」を解決 家庭犬のしつけ術
その19 トリセツシリーズ『ビーグル』
最高のパートナーである愛犬との間で起こりうる様々な問題の解決法を、関西各地でしつけ教室を行っているドッグトレーナーの飯川さんが丁寧に解説。
大きなお耳を風除けにしてニオイをたどり、良いモノを見つけると元気いっぱいにしっぽを振って♪
人懐こい性格がとっても可愛いビーグルちゃん。
人気キャラクター「スヌーピー」のモデルにもなったビーグルと暮らす上で押えておくべきポイントを、よく相談を受ける内容を基に3つご紹介します。
①おいしいものを見つける天才犬。
微かに残る獲物のニオイを辿って追跡する猟犬として、活躍していました。その優れた嗅覚で、今ではどんな小さなオヤツも見つけられちゃう名探偵。たとえどんなに細い隙間に落ちていても見つけ出した時は、カリカリと引っ掻いてみたり。机の上にあるものを見つけた時は、ぴょんぴょんとジャンプしてみたり。宝物を見つけた後は、とにかく手に入れられるように一生懸命努力します。
そして、手に入れられた暁にはパクパクっとすぐさまお口の中へ。ワンちゃん用のオヤツであればまだ良いですが、もしも中毒を起こす危険性のある食べ物だったら・・・。悲しい事態となりかねません。お家の中で自由に過ごさせる時は、目を離さないように。食べ物を簡単に手に入れられないように、注意してあげてくださいね。
②わぉ~ん!おっきな声でアピール上手♪
「これが欲しい!」と思った時、「わぉ~ん!」とビーグルらしい迫力のある声でしっかりアピール。ちっちゃな体なのに一生懸命声を響かせ、最初はその鳴き方が可愛らしくてついつい要求に応えてしまった・・・なんて方も、多いはず。ですが、一度要求に応えてしまうとドンドンとアピールが強くなってしまい、悩みの種となってしまうことも。「わぉ~ん!」という要求には、応えてしまわないよう注意しましょう。
③ちいさなスーパーワン!
分類としては「小型犬」ですが、お散歩は大型犬と同じくらいの時間は行ってあげましょう。エネルギー発散が十分にされないと、イライラしてしまったり、お家の中での楽しみを見つけるためにいろんなものを壊してみたり。飼い主さんを、困らせてしまうことも増えてしまいます。体は小さくても、長距離散歩もへっちゃら♪お休みの日は、ハイキングなどに一緒にお出かけしてみるのも良いかもしれません。
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プロフィール
著/飯川綾乃
トレーナー
専門学校での『家庭犬トレーニング』の指導、動物病院でのしつけ教室・関西を中心に訪問によるしつけ・犬のイベント企画運営に携わる。
■取得資格
愛玩動物飼養管理士、COM グルーミング検定、アニマルコーディネーター、JAHA看護士検定
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