ツルとカメ。—イケてるシニアライフを目指して—

vol.5 今からでも遅くない!シニア犬が夏を乗り切るためにできること

ツルとカメ。—イケてるシニアライフを目指して—

長生きなワンちゃんと、たくさんの愛情を注いできた飼い主さん。共に歩んできた日々は家族である証です。一般的に「シニア期」と呼ばれる年齢に突入したワンちゃんと、より楽しく、充実した日々を築いていくためのヒントをご紹介します。


もうすぐ9月。小さい秋を見つけに行きたいのはやまやまだけど、この暑さでは愛犬の散歩もままならない。
お散歩を控えて冷房を効かせた部屋にいるはずなのに、愛犬の様子がいつもと違う。去年と同じように過ごしているはずなのに、なんだか今年は愛犬に元気がない。

よくよく考えてみると、愛犬が『シニア』と呼ばれる年齢になっていませんか?シニア犬の場合、若い犬よりもより暑さ対策が必要になります。

犬はもともと人よりも暑さに弱い上に、加齢によって感覚器官が鈍くなって暑さを察知する能力が衰えてしまいます。それによって、若い頃ならば気温の上昇を感知して涼しい場所や冷たい床の上に移動できていたはずが、シニアになるとそれが適わず、気づけば体温が上がり過ぎてしまっていることも。

また、体温を下げるために行うパンティングも、上がり過ぎた体温を下げるために急激に行うと、体力を使ってしまい体に負担をかけてしまうことになります。

シニア犬の夏の注意事項

①室温は涼しく、冷えすぎに注意

皆さんよくご存じのクーラーの温度設定ですが、シニアになると冷えやすくなっている場合もあります。冷たい空気は下に溜まるので、思っているよりも冷えてしまうことも。足先などに触れてみて、冷たくなっていたら温度設定を調節してあげましょう。お留守番の前後など、こまめにチェックするといいですね。

②愛犬の寝床を見直す

若い頃なら寝ている場所に直射日光が当たると自ら移動していた愛犬も、シニアになるとそのまま寝続けてしまうことがあります。直射日光が当たらないようにカーテンやブラインドを下ろすか、涼しい場所に移動させてあげてください。
また、暑さで蒸れて皮膚炎などを引き起こしてしまわないよう、ベッドの素材は通気性の良いものに変えてあげるといいですね。

③水分補給を工夫する

感覚器官が鈍くなるということは、喉の渇きも感じにくくなります。水分が不足すると熱中症になる危険性もありますので、注意しましょう。あまり水を飲みたがらないのであれば、犬用のミルクや無添加のだしなどを薄めて与えてみてください。味がしなくても香りがついていることで水分補給を促します。
愛犬が好きなもの(野菜やお肉など)のゆで汁を製氷機で凍らせておくのもオススメです。水などで薄めて常温に戻してからあげます。

④食事は少量頻回に

夏バテして食欲が落ちてしまった場合には、一日の総量は変えずに、一回の食事の量を減らして回数を増やします。内臓の負担を減らしてあげることが目的です。
更に、ドライフードは水でふやかしてからあげてみたり、ウェットフードに替えるだけでも、食欲増進や水分補給に効果的です。ゼリーや寒天など、のどごしのいいおやつなら食欲が落ちていても食べやすく、水分補給にも役立つので取り入れてみては?

⑤運動不足は要注意です

暑いからと散歩を控えていると、どうしても運動不足に陥りがちです。そんな時は公園での散歩はどうでしょうか。公園は地面が土なので、アスファルトの歩道よりも地面の温度が低くなっているので夏の散歩に適しています。早朝など気温が低い時間帯に、抱っこやカートなどで公園まで連れていってあげると愛犬の負担も減ります。

運動不足になると怖いのが肥満です。一度太ってしまうと、シニア犬は若い犬よりも基礎代謝量が落ちていて痩せにくいので注意が必要です。また、運動量の低下が原因で寝たきりになってしまう可能性も。室内でできる遊びなどを活用して、できるだけ愛犬が動けるようにしてあげてください。

まだまだ続く残暑を乗り切る

先日、気象庁が8月17日から9月16日までの1か月予報を発表しました。夏の高気圧が勢力を盛り返し、厳しい残暑が予想されるそうです。3か月予報では、10月も気温は平年よりも高めの予想です。まだまだ終わりそうにないこの暑さを、楽しく乗り切りましょう!

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