ツルとカメ。—イケてるシニアライフを目指して—

vol.12 寒くても愛犬に元気に過ごしてもらうための10か条(後編)

ツルとカメ。—イケてるシニアライフを目指して—

長生きなワンちゃんと、たくさんの愛情を注いできた飼い主さん。共に歩んできた日々は家族である証です。一般的に「シニア期」と呼ばれる年齢に突入したワンちゃんと、より楽しく、充実した日々を築いていくためのヒントをご紹介します。


秋は何をするにも過ごしやすく楽しめる季節ですが、だんだんと肌寒くなり、風が冷たい日々が続き、冬を迎えます。飼い主さんが冬用のコートを出したら、愛犬にも冬の準備をしてあげましょう。

いきなり全部は難しいですし負担になってしまうので、少しずつ、できることから始めてみてください。
今回は、前回ご紹介しきれなかった残りの5つをご紹介します。

⑥寒暖差を少なくする

ヒトの死亡原因にもあげられるヒートショック現象は犬にも起こります。特に冬のお散歩時には注意が必要です。暖かい室内から寒い屋外へ出た時、もしくは屋外から室内に戻った時が要注意です。どちらの場合も、まずは廊下や玄関などで身体を慣らしてから移動してください。ヒートショック現象の要因は寒暖の差なので、その差を少なくしてあげることが身体への負担を減らすことになります。

⑦お散歩も要注意

特にシニア犬の場合、加齢により筋力や体脂肪が減ってしまい、寒さに弱くなってしまっています。寒さによって症状や炎症が悪化してしまう病気もあるので、寒くなる前に一度検診を受けることをお勧めします。

散歩の時間帯は、できるだけ日が出ている時間帯を選びましょう。散歩が嬉しい愛犬につられて急に走り出したりせずに、最初はゆっくり歩いたり、散歩に出る前に室内でウォーミングアップをしてから出掛けるようにしましょう。

雪が降ると、道路に融雪剤や凍結防止剤などが撒かれることがあります。犬用のブーツを使用すると愛犬の足を薬剤から守ってくれますし、滑り止めにもなります。舐めてしまう可能性もあるので、できるだけ薬剤が撒かれている場所は歩かないようにしましょう。

⑧ウイルス感染に気をつける

冬に猛威をふるうインフルエンザウイルスは、基本的には犬には感染しません。ですが世界では過去にウイルスの突然変異で犬に感染したという報告も上がっているようです。インフルエンザに限らず、冬にはノロウイルスなど様々なウイルスに感染しやすくなっています。もし犬が感染しても症状が出ない場合も考えられ、その場合、犬の唾液や便からヒトが感染する可能性がありますので注意が必要です。犬の食器を片付けたあとや手を舐められたあとには必ず手を洗うようにし、顔を舐めさせるのもやめた方がいいかもしれません。

⑨ノミ・ダニの予防は続ける

ヒトや犬が快適な気温は、ノミやダニにも快適な気温です。エアコンで室温をコントロールしているのでノミやダニは一年中活発に動いています。冬だから大丈夫と対策を怠ると、すぐに繁殖してしまう可能性も。フロントラインなどの駆除・予防は切らさずに定期的に続けましょう。

⑩寒い時は無理せず室内で楽しもう

寒さに震えながら散歩をする代わりに室内で遊んであげることで、飼い主さんも愛犬もストレスを緩和できます。299naviでは様々なトピックスで室内遊びを紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

他にも屋内ドッグランやドッグカフェなど、愛犬と一緒に冬でも楽しめるスポットもたくさん登録されていますので、こちらも是非チェックしてみてください。

今年の冬も愛犬との暮らしを楽しみましょう!

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