つながるいのち

第37回 飼育放棄される犬猫たちと、野良猫たち。

つながるいのち

大阪から犬猫殺処分0を目指し全国へ。保護犬・保護猫カフェを運営するNPO法人「ラブファイブ」さんとともに、犬猫の殺処分の現状と今後について考えていきます。


飼育放棄に関するお問い合わせが日々あり、特に引っ越しや施設入居による飼育放棄依頼が後を絶ちません。
保護時に『ごめんね』と今まで過ごしてきた家族に涙ながらに語りかける方もいらっしゃいますが、中には『保護施設があるから放棄しても大丈夫』という考えを持たれる方もいらっしゃいます。
そのようなお気持ちで犬猫たちと暮らしている方がいる限り、放棄される命、殺処分される命はなくならないといっても過言ではありません。
命を迎え入れた以上、その命に対して責任を持つことが本来当然であり、いかなる事情であっても『仕方がない』という言葉は犬猫たちに対して無責任であった事実に変わりありません。

出産シーズンになると猫の保護依頼やご連絡が増えます。
今までご飯をあげていた近所の野良猫が出産し、その生まれた猫たちが大きくなり出産する。
いつの間にか頭数が増えてしまったため、経済的にご飯をあげ続けることが難しくなったので保護してほしいというケース。
また、近隣でご飯をあげている方がいるため野良猫が集まり、排便を放置されるのでどこかへ連れて行ってほしいというものも…。
ご自宅で迎えた子であるないに関わらず、その命にかかわる上でその子の生涯はもちろん、犬猫が苦手な方のご意見も含めて考えなくてはならない場面がたくさんあります。

ラブファイブでは、こういった野良猫たちの保護依頼には対応しておりません。
それは、野良猫(成猫)での保護はその子なりのこれまでの生活スタイルがあるので、まず人に慣れてもらうところから始めないといけないことが多く、それに1年以上の期間を要する子もいます。
保護施設もお部屋に限界があるためその間に飼育放棄や保健所からといった期限を設けられている子達の受け入れが出来なくってしまうこともあり、保護が容易では無いからです。

こういった野良猫たちの命を守り続けていく活動として、「地域猫活動」を行っている団体もあります。
ご飯をあげながら、排せつ物のお掃除や殺処分されてしまう命をまずはふやさないように不妊去勢の手術をするという活動で、野良猫と人の共生する社会づくりを目指して行われており、個人で活動されている方もいらっしゃいます。

飼育放棄される犬猫たちや野良猫たち。
仕方がないと言われ奪われていく命をなくすために、様々な命に向き合って考えることが私たち人間の責任です。

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