ドッグライフプランはしもとさんの日日是好日コラム

第23回「散歩で帰りたくない!とき」

ドッグライフプランはしもとさんの日日是好日コラム

大阪市内を中心に活動中のドッグライフカウンセラードッグライフプランはしもとさんによるワンちゃんとの暮らしにまつわるコラムです。


散歩で、家の近くまで来たり、公園から出ようとしたりすると踏ん張るワンちゃんがいます。
「帰りたくない!もっと散歩したい!」と、全身でアピールしているわけです。
さて、この時の飼い主さんどう対処すれば正解なのでしょうか?

1.それでも散歩を終えるため帰宅する。
2.散歩を延長する。

という二択が頭に浮かぶかと思います。

犬の言いなりになると犬がリーダーシップをとるので良くない。だから帰るべきだ。と考える方もいらっしゃいます。
これは古くから言われてきたリーダーシップ論の代表例です。
しかし、人と犬の間に、犬同士のような上下関係は存在しないという考えが最近広まってきています。
私は人と犬の間にそれなりのリーダーシップはあると考えているのですが、少なくとも散歩の延長に付き合うことがリーダーシップに影響することは無いと感じています。

もちろん、犬に拒否された時に帰ることができないという関係は良くありません。
リーダーシップ上の問題以前に、飼い主さんは自分の都合で帰ることができず、場合によっては会社や学校に遅刻してしまうかもしれないなど、生活に支障をきたすからです。

では、必ず延長に付き合うのはどうでしょう。
犬に優しすぎて満足いくまでさせてあげれば良いと考えこの選択をされる方もいらっしゃると思いますが、これもまた先に述べた、生活に支障をきたすようになるという理由から現実的ではないでしょう。
やはり飼い主さんが最終的に判断する習慣をつける方が良いのです。

私の答えは、「延長しても良いし、帰宅しても良い」です。

帰ろうかと思って公園を出ようとしたとき、愛犬が「まだ帰りたくない!」と踏ん張ったとき、もし時間に余裕がないときは申し訳なさそうな顔を見せて「ごめんね、今日はこの後用事があるから無理なんだ。だから帰ろうね」と諭し、連れて帰るようにします。
歩いてくれたら「ありがとうね」と優しく穏やかに声をかけます。

逆に、時間に余裕があるときは微笑んで「そう?今日は時間があるからもうちょっと散歩する?」と話しかけ、延長します。

このように、行けるときは行ける、行けないときは帰る。ということをワンちゃんが覚えてくれれば、踏ん張った後のあきらめも良くなっていき、関係もより良いものになっていくのです。
犬はロボットではなく心を持った生き物です。
犬の心を考えずに画一的な接しかたをしていては人と犬の関係は浅いもので終わってしまいます。
人と犬の関係も臨機応変にしていけば、より快適なドッグライフが得られるのではないでしょうか。

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