デンタルケアのススメ

その3 わんちゃんの歯磨き法について(1)

デンタルケアのススメ

ペット用の歯磨き用品や、歯磨き効果のあるおやつやおもちゃなど、たくさんのお手入れグッズが登場し、愛犬のデンタルケアへの関心が高まっています。
しかし、間違った知識や方法では効果がなかったり、歯周病の予防にはならなかったりします。
飼い主さんの油断で愛犬を苦しめないためにも、日頃からお口の中をチェックしてケアしてあげたいですね。


歯垢を蓄積させない為には、何よりも家庭での歯磨きが一番大切です。
とはいえ、歯磨きの習慣の無かった犬に突然行ったりすると、嫌がるだけでなく飼い主さんとの信頼関係に影響が出ることも。
飼い主さんにも愛犬にも無理なく徐々にステップアップする歯磨き法をご紹介します。歯周病予報の為、根気よく行っていきましょう。

ステップ1:口に触られることに慣らす

これらにあてはまるからといって、必ずしも歯周病であるとは限りません。他の病気からくる症状である場合もあります。
少しでも変だな……と思った時には、なるべく早めに動物病院で診察することをオススメします。

歯みがきをする上で、この最初のステップが何よりも重要な基礎となります。スキンシップなどの際に、顔や口元にやさしく触れてみます。嫌がらない程度に、徐々に触れる時間を長くしましょう。
慣れてきたら、口は閉じたままでそっと口元をめくり、前歯や歯肉にタッチしてみましょう。
次は口の奥へ指を入れてみます。初めは短時間でOK。こちらも徐々に慣れさせてください。

☆愛犬が口元に触らせてくれる度に褒めてあげましょう。初めは嫌がらない程度に短時間で終了し、その後はおやつタイムやお散歩など、愛犬が大好きな事をしてあげると効果的です。

☆もし嫌がってしまったら?
すぐに離すのはNG!嫌がれば歯みがきを止めてもらえると学習してしまいます。正しい対応としては、嫌がった時点で作業を一旦ストップし、大人しくなってから離してあげます。そうすれば、大人しくしていればすぐに終わると学習します。


グレイス動物医療センター
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